市民会議 概要-1-


平成27年度 事業計画

 

1.テーマ


平成28年のまち開きに向け
「ほっとポート・小名浜」運動の実践

 

 

2.活動方針


本年4月17日、いわき市とイオンモールが正式に「開発事業の実施に関する基本協定」を締結し、正式にイオンモールを「開発事業者」として決定しました。これにより、平成28年春の“まち開き”が、確かなものとなり、10数年かけて語り合ってきた「“港・人・まち”つなぐ小名浜の夢…」が実現されようとしています。
しかしながら、私たち自身の“まち開き”に対しての準備は出来ているのでしょうか?3月には残念ながら、復興整備事業としての竹町通りの整備は、復興庁の採択を得られず、国庫金の補助は難しくなりました。私たちの思い描いた竹町通りの整備は、従来の構想より、時間がかかることとなるでしょう。そこで、わられわれ市民会議の原点の「お金をかけずに知恵をだす」という、モットーに立ち返り、ハード事業ではなく、ソフト事業へと転換していくべきと考えます。市民会議のバイブル「港まち おなはまのグランドデザイン」のまちづくりの基本コンセプトの「まちづくりの整備テーマ」である、「ほっとポート・小名浜」運動を提案します。雑多な面白さとエネルギーにあふれ、人情はあたたかく、懐かしい雰囲気に心癒される。熱くて(HOT=エキサイティング)、あったかい(ほっとする=癒し)、味わい豊かな港町文化を堪能できる町、それが小名浜
HOTな情報、HOTな食べ物、HOTな感動、HOTな出会い、HOTな・・・
ほっとする時間、ほっとする空間、ほっとする一品、ほっとする人、ほっとする・・・

 

 

 

新しい小名浜を見つけたり、再認識したり、掘り起こしたり。自分たちの身のまわりから始めたら、楽しいことや、自分にとっては日常でも周りの人には新発見なんて事があるかもしれない。新しいものばかりでなく、身の回りに、自分の知らない価値がある。
人口2000人、高齢者比率47%、総面積の90%が山林の徳島県上勝町には、「つまもの」ビジネスで(紅葉の葉っぱビジネス)、年収500万円を超えるおばあちゃんたちが大勢います。初めのころ言われたのは、「狸じゃあるまいし、葉っぱがお金になるものか」と、言われたそうです。
自分たちの出来ることから、意外性の発見をして、楽しい“まち開き”に臨みたいと思います。人が集まる、情報が集まる。文化が集まる。ヒト・モノ・カネ・情報の集積地は、やがて、発信地に変わります。受け身ばかりではなく、攻める気持ちも大切です。HOTな熱い気持ちを持って前に進めば、やがて、ほっとする場所を得る事が出来る。こんな思いで活動して参ります。

 

 

3.事業計画の概要


(1)「ほっとポート・小名浜」運動
・まち開きに備えた過去の出版物、データ等を統括した出版物の作成と資料の編纂
・まちなかの賑わいづくりへ向けて小名浜商連等、他団体とのコラボによる企画実施
・アクアマリンパークの賑わいの再生へ向けて、パーク3社協議会と力を合わせた企画実施
・新たなイメージ戦略の構築(まちや港の魅力創造事業の提案)

 

 

(2)地域に根ざしたまちづくり運動の展開
・様々な復興計画の実現へ向けた諸活動
・漁業の再生へ向けた活動を漁業団体等と力を合わせで推進
・地域の方々と協力して歴史と文化の伝承を推進

 

 

(3)関係団体との連携強化
・各社団体、行政機関、小名浜地区内外の関係諸団体との連携協力を図り、
市民参加型のまちづくり活動を推進
・会員の皆様・市民の皆様と情報の共有を図り、小名浜の真の復興の実現を実施!
4.事業内容


◆常設委員会

 

(1)まちなか潮目委員会
・まちなか復興と復興イベントの検討
・小名浜市街地の活性化に寄与する活動・イベント企画の検討、開催
・漁港区の復興と復興イベントの検討
・アクアマリンパークを中心とする臨港地区の再生と、
港湾背後地の活性化に寄与する活動・イベント企画の検討、開催。
・アクアマリンパーク管理運営協定に基づく賑わいづくりとPRの推進。
・小名浜の漁業再生、漁港区の新たなあり方についての取り組み。
・港湾背後地の整備に向けた機能の検討、社会実験の実施。
・小名浜まちなかコンサートの開催 (済み)
紀尾井シンホニエッタ有志により市民会館コンサートを開催
・検討依頼要請のあった「スーパースプリントトライアスロン」次年度開催についての検討
(実行予算、時期、開催意義も含めて)
・委員会内部でも希望が多く水産業の復興に関する願いも込めて、
魚市場祭り(イメージ)の秋頃開催へ向けた検討
・開発事業者となったイオンモールとの情報交換、連携継続事業は粛々、
堅実に、単発事業についてはHOTに取り組んでまいります。

 

(2)歴史と文化づくり委員会
・小名浜地区の歴史・文化・伝統の再発見と次世代への伝承
・小名浜の漁業と漁港区の復興に関する企画検討
・富ヶ浦公園の整備と利活用
・地域活動の支援(アクアマリンふくしま「うおのぞき」のボランティア活動の実施等)

 

(3)パートナーシップ委員会
・アナログとデジタル媒体を活用して市民会議事業や活動状況の周知を図る
・広報紙「しおさいかわら版」の毎月発行
・ホームページの管理運営(電子媒体による会員および広く社会への広報と周知)
・フェースブックを活用したタイムリーな情報発信
・会員の拡大(個人・法人会員の増強 目標20名)
・HQにおいて各種会議・委員会の情報の共有化を図る
◆プロジェクトチーム (*随時必要に応じて設置)

(1)小名浜まちなか賑わいづくりプロジェクト委員会
・広範な人員構成による小名浜の賑わい創りへの取り組み
(りく・うみ、両分科会による賑わい創出のための深耕)

 

(2)財政問題プロジェクト委員会
・今後持続可能な組織に成りうる財務体質等の強化策の取り組み



市民会議 概要INDEX

 

ごあいさつ


1 平成27年度 小名浜まちづくり市民会議事業計画
2 小名浜まちづくり市民会議とは…
3 会員の構成
4 創設時の小名浜まちづくり市民会議組織体制
5 「港まちおなはまのグランドデザイン」の策定
6 みなとまちづくりの実施
7 グランドデザインで描いたまちづくりの実現へ向けて
8 タウンマネジメント体制の充実
9 NPO小名浜まちづくり市民会議 事業運営推進体制(組織図)
10 「特定非営利活動法人 小名浜まちづくり市民会議」 定款
11 小名浜まちづくり市民会議役員名簿