市民会議 概要-ごあいさつ-


ごあいさつ

 

会長 佐藤 毅

会長 佐藤 毅

 

いわき市は、今年、市政施行50周年を迎えます。そして、小名浜港は開港60周年となります。この記念すべき年に、わたしたち小名浜まちづくり市民会議は、いわき市政施行50周年記念事業プレゼンにて優秀賞を受賞しました「小名浜 『胃・飾・縦』 プロジェクト」を、今年一年を通して実施していきます。

 

「胃」は、小名浜の食をPRして参ります。「飾」は、クルーズ船の誘致などで港を彩ります。「縦」は、汐風竹町通りでの絆まつりなどを通して小名浜のまちと港を結ぶ仕掛けづくりをしていきます。具体的には、6月に来航するクルーズ船「日本丸」の歓迎イベント、7月(仮称)クルーズ船招致シンポジウム、9月カジキグルメサミット、10月絆まつり、11月(仮称)宇宙戦艦汐風プロジェクトなどを予定しています。また、通年事業として「小名浜ハマ人市場」を毎月一回開催中です。

 

復興、創世の大きな道標として、アクアマリンパーク観光交流人口500万人への道筋を見つけていきたいと思っています。一筋縄ではいかない、難しく困難な課題だと思います。しかし、この壁を乗り越えなければ、いわき市のこれからの50年、小名浜港100年への明るい道筋はないものと考えます。「福島県、いわき市の復興は、小名浜から」のテーマを名実ともに成し遂げる事が重要だと思います。元気で明るい小名浜の実現こそが、真の復興と考えるからです。

 

また、小名浜地区の中心市街地活性化法の認定に向けての動きも加速させていきます。これは、改訂された中心市街地活性化法の認定制度を活用し、少子高齢化社会の進行を見据えた新たな生活環境づくりを行い、定住人口の増加、交流人口の増加、新たな商業形成、公共交通の利便性向上、公共施設の効率化を図り、コンパクトで快適なまちの暮らしを実現したいと考えるからです。

かつて海からの恩恵を受けて人々が行き交い賑わったように、観光交流人口500万人を目指して、そしてなによりも、持続可能なまちづくりを進めていきたいと考えています。

 

安倍晋三内閣総理大臣を議長とする「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」では、クルーズ船で入国する外国人旅客数を2020年(平成32年)までに100万人から500万人へと平成28年3月に目標を大きく上方修正しました。また、東北の観光振興においても、2015年の3倍に相当する150万人(2020年)の宿泊目標を掲げました。

こうした中、わたしたちは、小名浜港も認定されている「みなとオアシス」(全国78港認定)による観光情報の発信を企図しています。小名浜港では、東港への橋梁工事等により、クルーズ船の寄港が困難になっています。アクアマリンパークの整備が進む中、停泊場所の新たな選定確保が喫緊の課題であると考えます。3号ふ頭西側をクルーズ船停泊地として確保すると共に、3号ふ頭のソーラス条約を解除し、アクアマリンパークへの組み入れを提案します。緑地帯を設け癒しの空間とし、バス・タクシーの乗り入れを図り、クルーズ船客等の利便性の向上を図ってはどうでしょうか? また、港湾区域の見直しをして、漁港、工業港共に、マリーナの再整備をし、海からの観光客にも対応出来る港(海のオアシス、みなとオアシス)として、新たなる再構築を提案します。

 

今年度は昨年度以上に、市民会議のバイブル「港まち おなはまのグランドデザイン」の改訂に取り組んでいくと共に、まちづくりの基本コンセプトの「まちづくりの整備テーマ」である、「ほっとポート・小名浜」運動を実践して参ります。

雑多な面白さとエネルギーにあふれ、人情はあたたかく、懐かしい雰囲気に心癒される。熱くて(HOT=エキサイティング)、あったかい(ほっとする=癒し)、味わい豊かな港町文化を堪能できる町。持続可能なまちづくりを進めていきたいと考えています。

 

HOTな情報、HOTな食べ物、HOTな感動、HOTな出会い、HOTな……

ほっとする時間、ほっとする空間、ほっとする一品、ほっとする人、ほっとする……

 

新しい小名浜を見つけたり、再認識したり、掘り起こしたり。自分たちの身のまわりから始めたら、楽しいことや、自分にとっては日常でも周りの人には新発見なんて事があるかもしれない。新しいものばかりでなく、身の回りに、自分の知らない価値があります。

 

昨年は、「ボーっと沖縄」。一昨年は枯葉ビジネスを紹介しました。

時代はアイディア勝負です。

 

自分たちの出来ることから、意外性の発見をして、少し先延ばしになった“まち開き”に臨みたいと思います。人が集まる、情報が集まる。文化が集まる。ヒト・モノ・カネ・情報の集積地は、やがて、発信地に変わります。受け身ばかりではなく、攻める気持ちも大切です。HOTな熱い気持ちを持って前に進めば、やがて、ほっとする場所を得る事が出来る。こんな思いで活動して参ります。

 


市民会議 概要INDEX

 

ごあいさつ


1 平成27年度 小名浜まちづくり市民会議事業計画
2 小名浜まちづくり市民会議とは…
3 会員の構成
4 創設時の小名浜まちづくり市民会議組織体制
5 「港まちおなはまのグランドデザイン」の策定
6 みなとまちづくりの実施
7 グランドデザインで描いたまちづくりの実現へ向けて
8 タウンマネジメント体制の充実
9 NPO小名浜まちづくり市民会議 事業運営推進体制(組織図)
10 「特定非営利活動法人 小名浜まちづくり市民会議」 定款
11 小名浜まちづくり市民会議役員名簿